プロジェクト詳細

意見公募中
JBC00000363
 「サスティナブル・アイランド奥尻」アクション 藻類によるBCプロジェクト

奥尻地区海藻生産・活用調査検討協議会

株式会社渋谷潜水工業

吸収源の新たな創出
吸収源の回復、維持、劣化抑制
水産養殖を含む
【プロジェクトの背景、内容】 奥尻町は北海道檜山振興局管内の奥尻郡にあり町域は奥尻島全域である。当地区においては、磯焼けの影響から採介藻の漁業の低迷もあり、2009年度から環境・生態系保全活動支援制度、2013年度から水産多面的機能発揮対策事業により藻場保全活動に努めている。 古くから天然ホソメコンブ漁を営み、かつては献上昆布として重宝された記録があるが、あまり利用されていないホソメコンブを活用すべく、2020年11月に奥尻町を中心とした産学官連携体である「奥尻地区海藻生産・活用調査検討協議会(以下協議会)」を組織し、新にホソメコンブの養殖を開始、ブルーカーボンクレジット取得を含む活用計画を策定した。 漁業者数は減少の一途を辿っており、減少を抑制する上でも漁家の安定のためにも持続可能な取り組みとして、ウニ餌料用コンブとしてホソメコンブの養殖を推進していている。また、継続的な取り組みになるように、地域住民への周知・理解を高めることや子供達への教育のためにホソメコンブの養殖に一部参加する取り組みを行っている。   【開始後の活動内容】 2020/11 協議会発足 2022月12月養殖ホソメコンブの活用計画 (5か年計画、ブルーカーボンクレジット取得を含む)を策定 2023年10月-2024年9月養殖ホソメコンブの生産活動(通年) 2024年6月養殖ホソメコンブの調査 2024年6月地域参加による環境教育実施 2024年10月以降の活動は、申請期間の活動概要に記載。 協議会では養殖ホソメコンブを活用してCO2吸収源の回復拡大を以下の通り計画している。 ・新たにホソメコンブを養殖することでのCO2吸収源を創出する。 ・養殖したホソメコンブを活用して天然資源を保護することによるCO2吸収源の減少を抑制、維持する。 ・養殖したホソメコンブから種苗を生産し、これを活用して天然藻場の再生に取り組むことで、CO2吸収源の拡大を目指す。 ・地域内外からの参画を促すことで、奥尻町が目指すゼロカーボンシティの実現促進や、担い手不足にある漁業経営に対する関心を高める。 【関係者と活動】  ・本プロジェクトは、ホソメコンブを養殖し全量残置することで養殖事業における生産活動と同時にブルーカーボンを生み出すことを目指している。 ・共同申請者の株式会社渋谷潜水工業は、養殖場の座標測定(面積)、二酸化炭素吸収量策定に関する調査、潜水調査及び水中写真撮影、ドローン撮影などを行った。なお、渋谷潜水工業は、20年以上前から藻場調査、再生活動を行っている潜水調査専門の企業である。
2022年12月1日~現在