プロジェクト詳細

意見公募中
JBC00000362
尾道の海のゆりかご(干潟・藻場)再生による里海づくり

尾道市

浦島漁業協同組合

自然基盤
吸収源の回復、維持、劣化抑制
対象海域では、昭和59年から令和2年にかけて浚渫土を利用した4か所の人工干潟(百島、灘、海老、高尾)が中国地方整備局により造成された(百島:平成元年6月、灘:平成8年9月、海老:平成元年10月、高尾:令和2年11月)。これらの干潟は、浦島漁業協同組合に引き渡しが行われ、維持・管理を浦島漁業協同組合が担うとともに、アサリ等の水産資源を市場へ供給してきた。 しかしながら、近年のアサリや刺し網漁の漁獲減を受け、尾道市と連携し、水産資源の回復や藻場の再生およびそれによって得られるブルーカーボン効果を得ることを目的に、2013年より流出した砂のリサイクル(整地作業)や、干潟の生産性向上のための耕耘、藻場の繁茂状況の確認等を行っている。これらの活動を通して、干潟の代表種であるアサリの生産性の回復や、各干潟の造成後に造成した基盤に移植もしくは自然に着生したアマモ場の継続的な成育を確認している。 また、干潟環境と水産業の普及啓発を目的に、浦崎小学校および浦崎中学校による環境学習の場として海老干潟および灘干潟の一部海域を提供するとともに、活動の補助を行っている。
2013年6月21日~現在