Jブルークレジット運用システム
意見公募中プロジェクト
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プロジェクト詳細
ステータス
意見公募中
プロジェクト管理番号
JBC00000358
プロジェクト名
大島干潟から、つながる周南市ブルーカーボンプロジェクトin徳山下松港
代表申請者 団体名
周南市
共同申請者 団体名
山口県漁業協同組合周南統括 支店
共同申請者 団体名
大島干潟を育てる会
共同申請者 団体名
戸田地域干潟保全グループ
プロジェクト区分
人工基盤
吸収源の新たな創出
吸収源の回復、維持、劣化抑制
プロジェクト情報
大島干潟は、徳山下松港で発生した浚渫土砂を活用して国が平成15~平成29年度に整備され、その後地元周南市が管理する約29haの人工干潟である。 大島干地区では、干潟造成によりアマモ場等の生育環境が整備されたことに加えて、月1~2回の定期的な保全活動等に取り組んだ結果、アマモ場、コアマモ場といったブルーカーボン生態系の維持・拡大によって、生物多様性の向上やCO2吸収源拡大による地球温暖化の抑制に貢献している。 大島干潟における干潟保全活動の経緯は以下のとおりである。 平成29年11月、山口県漁業協同組合周南統括支店(以下、漁協)に所属する漁業者と大島地区住民の参加・協働により貴重な地域資源である干潟を活用した地域の活性化を目指して「大島干潟を育てる会」(以下、育てる会)を設立し、大島干潟の保全活動を開始した。 漁協は、漁業権が設定されている干潟を含む海域での活動について、同年支店組合員会議に諮り許可するとともに、育てる会が行うアサリ資源の増殖・保全活動に対して放流用のアサリ稚貝の提供、モニタリング時の傭船、活動への助言・協力をしている。さらに平成30年度からナマコ桁網によるアマモの刈り取りが行われないように一部を禁漁区にする等してアマモ場の保全を行っている。 育てる会は、アサリ資源の保全や増殖活動、同干潟内のアマモ場・コアマモ場の保全のほか、国・周南市が連携して毎年実施する環境学習活動の支援を行っている。 さらに、戸田地区の西津木干潟では干潟保全活動を平成25年度から実施しているほか、ナマコ桁網によるアマモの刈り取りが行われないようにアマモ場保全ため津木漁港の一部を禁漁区にする等してアマモの保全を行っている。 周南市は、干潟の管理者として育てる会の活動を支援し、平成30年度に資材等(被覆網、熊手、ビブス、倉庫)の提供や活動会員用の駐車場(借地)の確保及びオブザーバーとして毎月の会の保全活動に参加しているほか、ドローンや船舶によるアマモ場やコアマモ場のモニタリングを実施している。さらに、令和4年度からブルーカーボン推進事業を立ち上げ、大島干潟を含む周南市エリアでのブルーカーボン拡大のためアマモの花枝採取を実施、播種等を実施している。 令和6年度からは戸田地区での干潟保全活動を実施している漁業者を中心として、津木漁港でもアマモの花枝採取と播種を実施した。また、令和7年9月において大島干潟からコアマモ株を西津木干潟に移植した。 以上のように、大島干潟や戸田地区での活動は、今後も継続的に行うことにより周南市全域でのブルーカーボン生態系の維持及び拡大が図られ、気候変動緩和の一助として貢献が期待される。
プロジェクト実施開始日 (プロジェクトを始めた日付)
平成29年度~現在
プロジェクト実施場所
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