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意見公募中プロジェクト
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プロジェクト詳細
ステータス
意見公募中
プロジェクト管理番号
JBC00000322
プロジェクト名
長崎市牧島における持続可能な水産資源の確保に向けた藻場再生プロジェクト
代表申請者 団体名
八千代エンジニヤリング株式会社
プロジェクト区分
自然基盤
人工基盤
吸収源の新たな創出
吸収源の回復、維持、劣化抑制
プロジェクト情報
【プロジェクト概要】 全国的に磯焼けの進行が問題となっているが、長崎県においても従来見られた海藻藻場が徐々に消失し、磯根資源に影響を与えている。 長崎市牧島南岸周辺は、長崎県内ではほとんど見られないクロメが繁茂する数少ない海域であり、平成21年から長崎市たちばな漁業協同組合を中心とする橘湾地区活動組織による水産多面的機能発揮対策事業が開始され、藻場のモニタリング及びウニの密度管理が行われている。また、当該事業の実施海域周辺に位置する「牧島」の西側及び南側の海域では、長崎県の事業で藻場礁が設置されている。 令和5年度調査では、クロメ、ノコギリモク、ヨレモクなどの多年生海藻類からなる四季藻場が維持されていることが報告された。一方で、クロメやノコギリモクが減少傾向にあることや、ガンガゼの密度が令和3年より増加傾向にあり、磯焼けが進行していることが確認されている。 このような背景から、牧島周辺の海域において、磯焼け対策の促進による藻場の増加や、持続的な水産資源の確保を通じた地域漁業の振興、さらには藻場による二酸化炭素吸収量の増加・維持を目指すプロジェクトを開始した。 本プロジェクトは、長崎市たちばな漁業協同組合を活動主体とし、長崎県、長崎市、住友大阪セメント株式会社、株式会社SNC、国立大学法人長崎大学及び八千代エンジニヤリング株式会社で構成される「長崎市たちばな漁協ブルーカーボン推進協議会」を2025年9月26日に設立した。本協議会の取組みにより、産官学連携でガンガゼの駆除や海藻の分布域拡大による「藻場の回復」を推し進める。 今年度は、対象海域においてガンガゼの駆除による食害対策のほか、藻場礁の効果を維持するためのメンテナンス技術について、長崎大学との共同研究を開始した。また、詳細な藻場繁茂状況のデータ収集を行い、藻場分布状況の把握および藻場礁設置の効果を評価する。 この活動について、ブルーカーボン量を算定し、申請する。 【実施者および申請者の役割】 本プロジェクトは、長崎市たちばな漁業協同組合が実施主体となり、長崎県及び長崎市と連携して藻場の保全活動を行う。住友大阪セメント株式会社および株式会社SNCは、新規技術導入による藻場造成支援や実海域での技術検討を行う。国立大学法人長崎大学は水中ドローンによる藻場観察や藻場礁のメンテナンス、八千代エンジニヤリング株式会社は藻場の分布状況調査やブルーカーボン量の算定を行う。
プロジェクト実施開始日 (プロジェクトを始めた日付)
2009年~現在
プロジェクト実施場所
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