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意見公募中プロジェクト
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プロジェクト詳細
ステータス
意見公募中
プロジェクト管理番号
JBC00000298
プロジェクト名
がまごおりの里海(三河湾の藻場・干潟)再生プロジェクト
代表申請者 団体名
蒲郡漁業協同組合
共同申請者 団体名
有限会社ダイビングテクノ
共同申請者 団体名
蒲郡市
プロジェクト区分
自然基盤
人工基盤
吸収源の新たな創出
吸収源の回復、維持、劣化抑制
プロジェクト情報
【添付資料】プロジェクト概要_蒲郡2025参照 愛知県蒲郡市は、穏やかな三河湾に面し、古くから漁業、潮干狩りなどの海に係る観光やレジャー、ヨットなどのマリンスポーツが盛んにおこなわれ、地域住民が海と密接にかかわってきた。 その為、漁場及び海洋環境保全に対する意識も高く、平成14年から蒲郡漁協等の漁業関係者が三河湾への流入河川である豊川の源流となる段戸国有林において、毎年継続して森林づくり活動(植樹や森林整備活動)を行って三河湾全域の水質改善にも貢献する活動を継続して行ってきた。また、蒲郡市の漁業者によるアマモ場の保全活動を平成9年から15年以上継続して行っている。 一方、蒲郡市の中央に位置する竹島周辺には天然の干潟を有し、採貝漁業及びアサリの観光漁業において蒲郡地域のアサリ生産の中核を担う地区である。本地区は波浪による影響で干潟の砂泥の移動が激しい。そのため、毎年海岸に吹き寄せた砂泥を重機により移動させる必要があり、同時に耕耘を干出する範囲全域で行っている。そのほか、敷網の敷設等の様々な砂泥移動防止対策を講じ、干潟の保全活動を行っている。なお、砂泥移動および耕耘は水産資源(アサリ)の維持・回復を目的に昭和55年頃から継続して行われている。 活動内容は、アマモ場の保全活動に関しては、アマモ、コアマモの株移植、直接播種、ガーゼ袋法に取り組み、現在は中山水道航路整備事業から発生した浚渫土を用いて造成された西浦地区及び、形原地区の干潟・浅場において、花枝採取及びゾステラマットによる播種を活動主体の漁業者を中心に市や県職員、企業も活動に参加するなど地域を上げて実施している。干潟の保全活動に関しては覆砂、耕耘を継続して行ってきた。また、竹島干潟は毎年約3万人が潮干狩りに訪れるスポットとなっており、遊漁者による干潟の耕耘の効果も期待されるとともに、竹島においても中山水道航路整備事業から発生した浚渫土を用いた覆砂の環境改善事業が行われており、干潟の維持・改善が図られている。 なお、干出範囲全域は遊漁者による潮干狩りの場となっているとともに、漁業者による採貝漁場(腰マンガ)についてもアサリの漁獲量が急速に減少した2010年代ごろから干出範囲で行い、非干出域の操業を制限することでコアマモ場を保護し、CO2吸収量を維持する効果も図っており、その効果により非干出域におけるコアマモ場の回復が見られている。 また、地元の小学生へ海の大切さを伝えるための環境教育活動を継続して実施するとともに、ゾステラマットによる播種にも参加してもらっており、地球温暖化対策への意識の向上も図っている。 干潟の覆砂、耕耘は微細な付着藻類の保全、増加をも狙う活動である。干潟のCO2吸収源の基盤となる微細な付着藻類の保全、増加は、CO2吸収源の維持、拡大をも目的した活動となっている。重機による耕耘を行った後のモニタリングの結果から、覆砂、耕耘範囲内における微細な付着藻類の指標となるクロロフィルa量が高い数値を示し、覆砂、耕耘により微細な付着藻類が維持・増加していることがうかがえ、その効果が推察された。 この様な活動により、アマモ場の回復、干潟の維持がされており、二酸化炭素吸収源の回復・維持を達成している。
プロジェクト実施開始日 (プロジェクトを始めた日付)
【アマモ場保全活動】平成9年~現在
プロジェクト実施場所
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