Jブルークレジット運用システム
意見公募中プロジェクト
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プロジェクト詳細
ステータス
意見公募中
プロジェクト管理番号
JBC00000293
プロジェクト名
千葉県勝浦海域における植食性魚類駆除による藻場保全再生
代表申請者 団体名
勝浦市藻場保全対策協議会
プロジェクト区分
自然基盤
吸収源の回復、維持、劣化抑制
プロジェクト情報
<プロジェクト開始前の状況>> 勝浦海域を代表する海中景観であるカジメを代表とする藻場は、勝浦において活発に漁獲されているサザエ・アワビの餌になると同時に、他の水産資源が成長するための重要な場所であると考えられている。 しかしながら、近年、千葉県外房海域において磯焼けが西から東に向けて進行しており、現在その最先端は勝浦海域とされている。勝浦海域で行われている藻場調査から、その海域の西端である浜行川や海中公園地区がある鵜原の沖合などで海藻(カジメ)の減少が顕著であることが分かっている。また、カジメの状況から、ブダイ・イスズミなどの植食性魚類の食害の影響があると考えられている。 藻場の衰退は重要水産資源の水揚げ減少・品質劣化につながるため、浜行川では漁業者の自主的な組織として2023年3月に「新勝浦市漁協浜行川藻場保全グループ」が設立され、漁業の合間に刺し網によるブダイ等の植食性魚類の駆除活動が行われてきた。それにより数十匹単位での植食性魚類の駆除は達成したものの、その磯焼け対策としての効果は測定できていなかった。 <プロジェクト立ち上げの理由> 勝浦海域での藻場保全をより活発に進めるため、勝浦市に所在する関連団体間での協業について議論がなされ、2025年5月22日に勝浦市藻場保全対策協議会(以下、協議会)が発足した。協議会の委員は、漁業関係者(勝浦漁業協同組合、新勝浦市漁業協同組合、新勝浦市漁協浜行川藻場保全グループ)、民間事業者(東急不動産)、研究機関(千葉県水産総合研究センター、学識経験者)、行政(千葉県勝浦水産事務所、勝浦市)である。事務局は勝浦市農林水産課水産係が担っている。 協議会では、植食性魚類の駆除による藻場保全についての方法論の改善を検討するため、これまで取り組んでいた浜行川に加え、興津についても植食性魚類の駆除について拡大することが検討された。また、これらの活動を加速するため、協議会を申請者としてJブルークレジットの取得を目指すこととなった。 植食性魚類の駆除による藻場保全は、藻場の減少を食い止めることにより海藻によるCO2吸収量の減少を抑制することになる。 <申請プロジェクトがCO2吸収源の回復や拡大も目的していることの説明> 申請プロジェクトは勝浦海域において東進している状況にある植食性魚類によるカジメの食害、それによる藻場の衰退を抑止する活動である。カジメはCO2吸収源であることから、その衰退を抑止することは、何もしなければ進行してしまうと予想される磯焼けを抑止し、CO2吸収源を回復することにつながると考えている。
プロジェクト実施開始日 (プロジェクトを始めた日付)
2023年3月~現在
プロジェクト実施場所
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