プロジェクト詳細

意見公募中
JBC00000287
小さな島の試み:20年以上続く佐久島の子どもたちがつくる藻場再生活動

島を美しくつくる会

西尾市立佐久島しおさい学校

西尾市

西三河漁業協同組合

有限会社鈴木ダイビングサービス

自然基盤
人工基盤
吸収源の新たな創出
吸収源の回復、維持、劣化抑制
添付資料:プロジェクト概要参照 愛知県西尾市の佐久島では、平成14年(2002年)に佐久島中学校(当時)の一生徒の「魚の住むアマモ場の環境を守っていきたい」との思いから活動は始まりました。その後も学内での活動は受け継がれ、佐久島中学校が佐久島小学校と共に平成31年度(2019年度)に義務教育学校佐久島しおさい学校として開校してからも、義務教育9年間の中で佐久島の特性を生かし島の自然や歴史、人と触れ合う機会や体験をする総合的な学習「しおかぜ学習」としてアマモの移植活動、アマモの花枝採取及びゾステラマットによる播種を継続して行っています。 平成20年(2008年)からは島民による島を活性化させることを目的とした活動団体「島を美しくつくる会」及び行政の西尾市佐久島振興課が島外ボランティアを募り、多くの人々の協力のもとで、アマモ場やアサリの調査、アマモ・コアマモの移植、海岸の清掃などを実施しています。 また、佐久島の浅場全域では、漁業者がアマモ場を守るためにナマコ漁の際に桁網を使用しない漁法で漁獲を行っています。 毎年度の初めには、児童生徒へアマモを保全する意義を学ぶ機会を設けています。ブルーカーボンについても学習し、現在はアマモの保全活動がCO2吸収量の維持・増加をも目的としていることも理解し活動しています。島外ボランティアや他地域との交流の中で児童生徒がアマモの再生活動についての説明や発表を担うこともあり、児童生徒及び参加者のアマモ保全の意義への理解がより深まっています。 この様な活動により、佐久島の浅場環境及びアマモ場が保全されており、二酸化炭素吸収源が維持されています。
2002年4月~現在