プロジェクト詳細

意見公募中
JBC00000237
はこだて根崎地区昆布の森推進プロジェクト

はこだて根崎地区昆布の森推進協議会

海とこんぶの森プロジェクト

富士通株式会社

人工基盤
吸収源の新たな創出
吸収源の回復、維持、劣化抑制
水産養殖を含む
本プロジェクトの対象海域は、北海道函館市根崎地区の海域である。函館市は昆布の生産量「全国一」を誇り、本プロジェクトの対象である根崎地区の沿岸は、函館市の主要な昆布産地である白口浜、黒口浜、本場折のうち本場折浜に位置しており、古くから昆布漁が盛んな地域である。根崎地区の沿岸は、暖流と寒流の混合海域である津軽海峡に面しており、暖流系、寒流系の両方の多様な海藻類が確認される地域である。函館市史によると当地域では約50年もの間、藻場保全の取り組みが続けられているが、近年は海水温の上昇といった海洋環境の急激な変化等により、天然コンブ資源が大幅に減少し、漁獲量減少や品質も低下する傾向にある。さらに燃油価格や資材の高騰により、生産減少経費増加により漁業経営に深刻な影響を及ぼしており、漁業者の負担で続けられている藻場の保全、回復活動にも影響を及ぼしつつある。当地域では、これまで継続してきた藻場保全活動を停止した場合、高い確率で天然藻場は減少し、生態系への影響およびCO2吸収源の減少を招くと考える。 本プロジェクトでは函館市根崎地区で行う昆布養殖活動による藻場の創出・保全を気候変動緩和策として行うほか、天然昆布藻場の再生を促す繁茂対策に取り組む。また、天然藻場の繁茂状況や繁茂対策の効果を測定するため水中ドローンを活用した資源量調査にも取り組む。加えて、地域の小中学生を対象に昆布漁体験を通じて海洋環境の変化による産物への影響など地元の海に関する理解を深め、環境保全について考える機会として体験学習会を行う。本申請期間は、生産期間である2024年10月~2025年9月を申請対象とした。
2017年~現在