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意見公募中プロジェクト
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プロジェクト詳細
ステータス
意見公募中
プロジェクト管理番号
JBC00000235
プロジェクト名
横須賀みんなの海プロジェクト~海の幸を守る、育む、つなげる~
代表申請者 団体名
横須賀市
共同申請者 団体名
長井町漁業協同組合
プロジェクト区分
自然基盤
人工基盤
吸収源の回復、維持、劣化抑制
水産養殖を含む
プロジェクト情報
横須賀市長井町地先は、過去にカジメ場が多く広がり、アワビやサザエなどの磯根資源を育む豊かな海域であった。しかしながら、2012 年ころから藻場の衰退が見られ、2015年ごろから磯焼けが顕著に、そして 2020 年には当該地先の藻場はほとんど消失した。 2013 年以降、長井町漁業協同組合(以下、「長井町漁協」)では長井町漁協地区食害生物除去活動組織を立ち上げ、磯焼けの原因である食害生物のアイゴやガンガゼの除去、岩盤清掃等の藻場の保全・再生活動に取り組んでいる。駆除した生物は、タコ漁のエサとしたり、近隣の小中学校での理科の実験用として提供するなど、漁業のなかで、また地域との活動として、無駄にしないよう活用している。【水産多面的機能発揮対策事業】 また、食害対策に加え、2021 年からミニストーン(藻礁ブロック)の設置等による藻場造成活動を行うとともに、食害に対する研究として、藻礁ブロックを覆うカゴの有無別にも観察することで、当該地区に効果的な手法を検討してきた。【漁業活性化推進事業】(※横須賀市独自の補助事業) この他にも、当該地区では、近隣の県立海洋科学高校と連携したアワビの種苗生産や、水産研究・教育機構との連携によるカジメの生育実験などに取り組むなど、長井町漁協を中心として海洋環境問題に積極的な地域である。 一方横須賀市では、水産振興の観点から、長井町漁協の上記の活動を支援している。また市内には海洋分野の研究機関や企業などが多く存在する。その特性を生かし、子どもたちが海の仕事を体験できる体験型プログラム「横須賀海洋クラブ」を毎年開催し、海洋教育の推進に積極的に取り組んでいる。 地球温暖化対策の観点からは、地球温暖化対策実行計画である「ゼロカーボンシティよこすか 2050 アクションプラン」を 2022 年3月に策定し、2050 年までにカーボンニュートラルを達成することを掲げている。そのなかで、ブルーカーボンの取り組みを二酸化炭素吸収源対策として特に重点的に進める取り組みを「重点プロジェクト」として位置付けている。 このプロジェクトを推進するため、市、市内研究機関、市民団体、長井町漁協を含む市内漁協など多様な主体が横須賀市全域における磯焼け対策やブルーカーボンの創出について連携している。これらの取組によって、一部のエリアではカジメ場の回復が確認され、当該地区でのブルーカーボン生態系の再生と保全、ひいては生物多様性の向上や地球温暖化の抑制に貢献している。
プロジェクト実施開始日 (プロジェクトを始めた日付)
2013年度~現在
プロジェクト実施場所
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