プロジェクト詳細

意見公募中
JBC00000231
似島二階及び長浜地区藻場造成・保全プロジェクト

広島市漁業協同組合

広島市

自然基盤
吸収源の新たな創出
①二階地区  広島市南区似島町二階地区では、昭和62年度~平成元年度に、広島市漁業協同組合(以下、市漁協という。)が広島県の許可(昭和62年指令港第219号)を得て、広島市内から発生した建設残土やカキ殻を活用した人工干潟を施工し、平成2年度からカキ養殖の抑制棚を設置している。  また、平成3・9・10年度に、広島市水産課が、人工干潟に5,000m2のアマモの移植を行い、さらに、令和2・3年度に、人工干潟の沖側に藻場ブロックを複数設置した。  令和4年度以降においては、市漁協が、人工干潟の沖側に藻場ブロックを複数設置している。  なお、造成干潟とアマモの移植場所の関係は、図1(出典:似島二階地先 人工干潟におけるアマモ分布調査、平成27年9月、特定非営利活動法人 瀬戸内里海振興会)の通りであり、干潟前面に潜堤(土留堤)、その沖側の外浜前面にもう一つの潜堤を配した形状として、干潟前面の潜堤沖側にアマモの移植を行い、移植場所を中心に周辺への自然拡大を図ることを目指したものである。 ②長浜地区  長浜地区では、昭和56年度~昭和62年度に、運輸省(現国土交通省)が、港湾工事で発生した土砂を活用した人工干潟を施工した。その後、人工干潟は市漁協へと引き渡され、同漁協によって維持管理がされている。  以上のとおり、本プロジェクトは、人工干潟、アマモ場造成、カキ養殖の抑制棚、藻場ブロックにより、当該地域の漁場の創出・保全、藻場の創出・維持によるCO2の吸収量の増加による気候変動緩和を図るものである。
昭和62年~現在